夜勤出来ない看護師さんの味方、夜勤専従看護師
夜勤専従看護師とは、夜勤ができない看護師の代わりに夜勤のシフトを組む看護師のことをいいます。ひと口に看護師といってもさまざまで、夜勤なしの日勤看護師いれば、準夜勤や深夜勤といくつかのカテゴリーに分けられます。
もともと、国の制度として夜勤は看護師一人あたり月8回以下と決まっています。そのため、夜勤ができない看護師を常駐している病院は、どうしても夜勤ができる看護師の割合が少なくなってしまいます。そのため、シフトの作成が難しくなり、医師は頭を抱えることになります。そこで、夜勤専従看護師の出番になるというわけです。夜勤専従看護師に待遇は病院によって異なりますが、月2回からのところもあれば月5回以上働くところもあります。このように夜勤ができない看護師の代わりとして夜勤シフトにだけ従事しますから、夜勤なしの看護師でも安心して働くことができるのです。
しかし、夜勤専従看護師の雇用は難しく、常勤採用は不可能です。そのため、夜勤専従看護師は非常勤雇用という形で募集することが多いでしょう。ただこういった雇用形態であるため、月に何度も夜勤をしなければいけなくなるというデメリットがあります。ただ、夜勤専従看護師がいることで常勤の夜勤回数を減らすことができ、日勤の看護師を常勤看護師にできるというメリットもあります。
また、求人募集でも夜勤専従看護師として募集を行うため、それを理解した上で募集があります。よって、病院側も安心して夜勤専従看護師を雇うことができるのでしょう。日勤や常勤看護師にとってもストレスが軽減され、体力や気力を蝕む心配がありません。